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最優秀賞
夏の終わりの妖怪たち~百鬼夜行絵巻作り~

kodomo×ピスタチオ

ワークショップ詳細

審査員コメント

子供の気持ちをつかんでどんどん深まらせてそして楽しく記念写真を撮って、さらにお家に帰っても絵巻物で自分を見ることができるという今の「妖怪ウォッチ」ブームを素早く取り入れたのかもしれませんが、それを子供目線で楽しくさせるワークショップ技術はさすがだと思いました。
一緒にいるお父さんお母さんが顔中塗りたくったお子さんの顔を嬉しそうに見ている姿も素敵でした。
(土屋敏男さん)

優秀賞
くるま育研究所~みんなでクルマをつくってみよう!~

トヨタ自動車株式会社 くるま育研究所 × Future Catalysts

ワークショップ詳細

審査員コメント

自分の顔をもったクルマを作る。紙で作って、タブレットで動かす。アナログとデジタルがほどよくバランスを保っていました。ワークショップにする意味のある、ワークショップです。
自分のなりたいクルマになってみる。それは、クルマのある社会と未来を考えることです。ハンドルを握り操作する、それはクルマの魅力のごく一部。クルマが自分や家族や地域や社会にとって、どうあればいいのか。工業社会を支えたクルマが情報社会をどう支えるのか。デジタルネイティブの子どもたちは、おそらく大人よりも鋭敏に、その姿を切り出してくれるのではないでしょうか。
創りだされた自分のクルマたちをウェブ上の街で走らせたり、それらがソーシャルメディアで交流したりすれば、その世界はさらに広がっていきますね。さらなる発展を期待させるワークショップでもありました。
(中村伊知哉さん)

優秀賞
国境なき医師団になって病院をつくろう!

国境なき医師団 日本

ワークショップ詳細

審査員コメント

ともすれば重くなりがちなテーマ、紛争地帯や自然災害の緊急事態の話を子供たちを現地に駆けつけて病院を作るスタッフという参加性を作りミニチュアを配置していくというところから自然に「医療が身近にない人たちの存在を知り、命の大切さを学ぶ」
スタッフの子供たちへの対し方も素晴らしいものでした。
また入り口で白衣を着るのも子供たちが別の世界に入る演出としていいなと思いました。(土屋敏男さん)

審査員特別賞
不思議なスケッチブック

愛知工業大学 近藤 菜々子・水野 慎士

ワークショップ詳細

審査員コメント

1983年の夏休み。大学生でタマゴアーティストだった私は、グラフ用紙に書いたシンプルな花のスケッチの座標を読み取り、数値を打ち込んでいました。入力したファイルをプログラムにかけてレンダリング。やっと完成したCGのお花は、想像していたものと違っていて、やりなおし。。
2014年の夏休み。小学生がスケッチブックにカラーペンで書いたお花の絵が、あら不思議、即座にカラフルでポッコリした質感のある3DCGに!!
私にとっては「あの時の未来がほんとうにやって来た!」と感動の技術であり、子供達にとっては「驚きと発見」のある楽しいツールです。これからどんな風に発展していくのか非常に楽しみです。(季里さん)

審査員特別賞
さがしてみつけて考えて、まちカド観察。まちカードばとる!!

梅宮 良輔・在間 夢乃/明石工業高等専門学校水島あかね研究室

ワークショップ詳細

審査員コメント

まちカードばとる!!は、まちに潜む危険や問題点についてカード形式で子どもたちが学ぶワークショップ。事故が起こる原因を、人とアイテムと状況という3つの分類し、その組み合わせから何が起こるかを子どもたちが想像することで、街が抱える課題を発見できるようになっている。
またカードの組み合わせを考える中で、想像力を育み、またそれを対戦相手に伝達する中で、コミュニケーション力やプレゼンテーション力を自然と身につけられる。
子どもたちに「課題解決」だけではなく「課題発見」から挑戦してもらう設計がとてもすばらしく、学びのツールとしてだけではなく、実際のまちづくりのためのツールとしての利活用も期待できる。
まちカードばとる!!は全国高等専門学校デザインコンペティションにて最優秀賞を受賞したワークショップだ。全国高等専門学校デザインコンペティションでは、モノのデザインからコトのデザインをする部門を新たに設け、第1回目となる2013年は「エンジニアリングデザインを学ぶための子どもワークショップを考 える」という課題を提示した。そこで見事初代チャンピオンに輝いたのがまちカードばとるなのだ。ワークショップに参加をするだけではなくワークショップを考えることによって自らの学びを深めるという新しい学びの手法も大変興味深く感じた。(石戸奈々子さん)

審査員特別賞
PEG

PEGブースメンバー

ワークショップ詳細

審査員コメント

他に賞に選出されたものは単体のワークショップですが、このPEGだけが複数のワークショップが集まった体験ブースに対してということになりますが、でも、共通のテーマで集まっていますので、今回はイレギュラーですが、そこに対してというのも良いのではないかということで審査員特別賞となりました。
デジタルとアナログの融合はもはや自然なことですし、このブースの共通のテーマである「プログラミング学習」ということは今後ますます重要で人気のワークショップになっていくのではないでしょうか。
(柳澤大輔さん)

審査員特別賞
AR動画カードで 4コマ動画をつくろう!

NHKクリエイティブ・ライブラリー

ワークショップ詳細

審査員コメント

毎年参加していただいていますが、昨年のワークショップに比べるとよりわかりやすく進化したと思います。子供にとって動画と効果音の組み合わせを頭を使いながら選択することで自分だけのオリジナルストーリーが作れるということで、昨年よりも簡単に参加できるようになりました。
(柳澤大輔さん)

来場者投票賞
羊毛でつくってみよう ハッピーハムスター

酒井博美 羊毛フェルトクリエーター

ワークショップ詳細

審査員コメント

震災後の2012年「しあわせの青い鳥」で、来場者投票賞を受賞したこの羊毛フェルトワークショップが、今年再び選ばれました。
親子で協力し「毎日がハッピーに過ごせますように。」の思いを込めて、羊毛をチクチク。同じ形・同じ顔は二つとない、自分だけのハッピーハムスターです。完成した手のひらにのる緑色の小さな幸せが、1000人のお家に大切に運ばれて行きました。
酒井さんの羊毛フェルトと朝日新聞さんのオリジナル新聞は、毎年来場者投票で上位に並びます。子供たちは年々大きくなり入れ替わりますが、いつの時代も変わらぬ魅力のあるワークショップは、これからもきっと愛され続けることでしょう。(季里さん)

概要

近年、こどもの新たな学びと創造の場として注目されるワークショップ。
「キッズワークショップアワード」は、これらこども向けワークショップの普及・発展を目的に、こどもたちの創造力・表現力を刺激する、独自性のある優れたワークショップを選出し、表彰するものです。前回に引き続き「ワークショップコレクション10」出展ワークショップを対象に、 第5回「キッズワークショップアワード」を実施いたします。

今までのキッズワークショップアワード

第6回 / 第5回 / 第4回 / 第3回 / 第2回 / 第1回

対象

こども向けに企画・開発されたワークショッププログラムを対象とします。ワークショップのジャンルや、企業、団体あるいは個人、グループなど実施者は問いません。

審査基準

1.創造性:こどもたちの創造力や表現力を強く刺激する
2.時代性:これからの時代にこどもたちが必要な力や視点を養う
3.独自性:これまでにない新しいアイディアが取り入れられている

審査員

季里(きり)

ビジュアル・プロデューサー/デジタルアーティスト/女子美術大学教授

大阪教育大学美術学科在学中よりCG作品制作を開始。「ハッピー&ラブリーな妄想力で世界中を幸せに!」をモットーに、TV番組やビデオゲーム向けに、キャラクターデザインやアニメーション作品等を提供。京都精華大学/大阪教育大学・大学院/筑波大学/多摩美術大学での演習授業や、NHK趣味悠々講師等、幅広い年齢層にデジタル制作の楽しさを伝えてきた。現在は、子供向け絵本アプリとクリエイティブワークショップを組み合わせた活動を展開中。

土屋敏男(つちやとしお)

日本テレビ放送網株式会社編成局専門局長 兼 LIFE VIDEO 株式会社代表取締役ディレクター

1979年3月一橋大学社会学部卒。同年4月日本テレビ放送網入社。編成部を経て82年制作局制作部。89年編成局企画センター。91年再び制作局。以降主にバラエティー番組の演出・プロデューサーを担当。「進め!電波少年」ではTプロデューサー・T部長として出演し話題に。このほかの演出・プロデュース番組「天才たけしの元気が出るテレビ」「雷波少年」「ウッチャンナンチャンのウリナリ!」など2005年10月「第2日本テレビ」立ち上げATP特別賞、日本文化デザイン賞など受賞多数。12年7月より現職

中谷日出(なかやひで)

NHK解説委員

神奈川県出身。東京芸術大学大学院 美術研究科修了。現在NHK解説委員(芸術、IT担当)NHKのロゴマークデザイン他。長野オリンピック 国際発信公式映像監督、ドラマ「DREAM TV 201X」監督など。BS2『デジタルスタジアム』キャスター他、小学校高学年用メディアリテラシー番組『体験!メディアのABC』などのキャスターを、また趣味悠々『デジタルビデオを使いこなそう』、『インターネット活用術』など講師、また解説委員として解説番組を担当。Gマーク選定委員など。著書:『新しい美術はじめましょ。』など。

中村伊知哉(なかむらいちや)

慶應義塾大学教授

1961年生まれ。京都大学経済学部卒。慶應義塾大学で博士号取得。1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。通信・放送融合政策、インターネット政策を政府で最初に担当するが、橋本行革で省庁再編に携わったのを最後に退官し渡米。1998年 MITメディアラボ客員教授。2002年 スタンフォード日本センター研究所長。2006年より慶應義塾大学教授。

柳澤大輔(やなさわだいすけ)

面白法人カヤック代表取締役CEO

1974年2月19日香港生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントを経て、1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤック(合資会社カヤック)を設立。代表取締役に就任。経営者としてユニークな人事評価制度(サイコロ給、スマイル給、360度評価)や、 ワークスタイル(旅する支社)を実験する傍ら、Webクリエイティブディレクターとして100以上のサービスを手がけ、2010年東京インタ ラクティブ・アド・アワード、2010~2013年Yahoo!インターネットクリエイティブアワードなどWeb広告賞で審査員をつとめる。 著書に「アイデアは考えるな。」(日経BP社)、「面白法人カヤック会社案内」(プレジデント社)ほか。

石戸奈々子(いしどななこ)

NPO法人CANVAS理事長/株式会社デジタルえほん代表取締役/慶応義塾大学准教授

東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、子ども向け創造・表現活動を推進する NPO「CANVAS」を設立。これまでに開催したワークショップは 2000回、約30万人の子どもたちが参加。実行委員長をつとめる子ども創作活動の博覧会「ワークショップコレクション」は、2日間で10万人を動員する。その後、株式会社デジタルえほんを立ち上げ、えほんアプリを制作中。総務省情報通信審議会委員などを兼務。著書に「子どもの創造力スイッチ!遊びと学びのひみつ基地 CANVASの実践」、「デジタル教科書革命」など。デジタルえほん作家&一児のママとしても奮闘中。

賞の種類

  • 最優秀賞
    最優秀賞
  • 優秀賞
    優秀賞
  • 審査員特別賞
    審査員特別賞
  • 来場者投票賞
    来場者投票賞