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2015.01.05

クリエイティブキッズデイ レポート!
@ 京都造形芸術大学・青山学院大学

ワークショップコレクション10の開催でにぎわう青山学院大学と
遠くはなれた京都造形芸術大学を中継でつなぎ、
「京都」の不思議と魅力を体感できるワークショップが同時に開催されました!
なんと今回のクリエイティブキッズデイのために京都造形芸術大学
こども芸術学科 行成・浦田ゼミのメンバーがオリジナルで開発したプログラム!
京都チームと東京チームで何度も事前に会議を開き、創りあげたのでした。
碁盤の目が描かれた床にこどもたちは興味津々。これからなにがはじまるのかな?


今回は、2つの会場を中継でつなげながら、同時にワークショップが進んでいきます。
京都会場のみんなとも大きく手を振ってご挨拶!


そうこうしているうちにバスに乗った舞妓さんがやってきました!
よく見ると、いろんな色や柄の布が巻かれている舞妓さん。
布をひろげると、それは京都の名所にまつわる柄が描かれている服になっていました。
服を着たらゲーム開始!
赤チームと白チームの二手に分かれて進んでいきます。
ちょうちんや京都タワーの柄の服にこどもたちはごきげんな様子。


床に描かれた碁盤の目は、実は、京都の街並みをイメージしているものでした。



伏見稲荷、二条城、金閣寺、銀閣寺、平安神宮、清水寺などを色で表したテープが貼ってあります。

スタッフから出題される京都にまつわる三択クイズに挑戦し、
正解すると碁盤の目のなかをひとマスずつ進み、それぞれのゴールを目指します。
ゴールはもともと、その建造物があった場所、つまりこどもたち自身が建造物になりかわり、
京都も待ち並みを再現するという仕組みです。
最初は最短距離でゴールしようと考えていても、
既に誰かが入っているマスには進めないため、
ゴールまでのコースを状況に合わせて変更する必要があります。
こども達は、自分だけでなく周りの子の動きも考えて
はやくゴールできそうなコースを進んでいくのですが、相手の動きを読むのは至難のわざ。
あれこれ試行錯誤を重ねながら、マスの中を進んでいきました。


無事に目的地にゴールできたこどもたちは嬉しそうに手を上げて会場中にアピールしていました。
ゴールをしたあとは、スタッフからお花の腕輪をもらい、
仲間の場所までいってクイズのサポートをできるようになります。
最初は見学席にいるお父さんやお母さんに答えを教えてもらう子が多かったのですが
最後のほうは、こども達で相談したり、助け合いながらクイズの正解を考えていました。
みんなで考えた答えが正解だったときの喜びは大きく、
こどもたちの表情もとてもいきいきしていました。

 

最後に東京と京都のみんなで一緒に記念撮影!



離れたところで一緒に頑張ったスタッフも記念撮影!


クイズに挑戦し、今まで、なんとなくでしか知らなかった京都の文化に触れられた日となりました。
また、離れたところに住んでいるひとたちと顔を合わせながら同じクイズに挑戦することにより、
京都と東京の距離がこれまでよりもぐっと近くに感じることができたのではないでしょうか
次回は、海のむこうとつなげて国際的な交流があるかも??



メッセージ


京都造形芸術大学 / 行成 美和先生

ワークショップで大切にしていること
私たちは日頃から京都市内の保育や施設の現場、児童館などで造形ワークショップを行っています。
そんな中、学生たちからあがってきたのは「京都のこどもたちってまちを知らないよね…。世界遺産があることも…。」そこで、私たちはこうした声から、こどもたちに京都のまちを知ってもらうきっかけづくりとしてのワークショップを企画することにしました。
そして、CANVAS担当者の第一声、「先生!それなら、映像中継で京都と東京のこどもたちを対象としたワークショップにしてみませんか?」こうした制約条件下の中、このプログラムは前期授業の課題としてスタートを切り、授業ではワークショップを成立させるために、京都フィールドワーク、そして、東京側とのテレビ会議、ワークショップの主軸となるモチーフのデザイン、プログラムの開発などを夏休み返上で行いました。
そして、本番!京都と東京に京都のまちが描かれ、建造物になりかわったこどもたちがそこにいました。このプログラムを通して、企画に携わった学生たちにはそれぞれ様々な気づきが生まれ、かつ、参加したこどもたちは京なる学びを持ち帰ったことでしょう。
京都のあるこどもが言いました。
「東京のこどもたちとも交流できてよかった」「京都ってすごいんだね」と。

今後のクリエイティブキッズデイについて
今回、京都造形芸術大学行成・浦田ゼミでは、クリエイティブキッズデイにあわせて、全国初となる東京会場と本学京都会場を映像中継で結ぶというワークショッププログラムにチャレンジしました。
こうした試みはクリエイティブキッズデイを設けた初の年としてはある意味、実験的かつ革新的な試みでもありましたが、それにより、制約条件が定められ、その中でプログラムをデザインしなければならないということなどの課題が随時、派生していきました。
ここでの課題は、①制約条件下でのプログラムの開発②そのプログラムを成立させるためには主催者側の協力と密な連携が必要なこと③東京外の会場となる場所にどのようにこどもたちに来てもらうのかという広報面などの3点が占めます。
そのあたりを工夫していけば、クリエイティブキッズデイもより豊かなものになっていくのでは…そういう実感が今回の試みでわかりました。


  京都造形芸術大学 こども芸術学科 行成・浦田ゼミ

  〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
  TEL:075-791-9122
  URL:http://www.kyoto-art.ac.jp/

  ワークショップの詳細はこちら!