LEDストロボライトを作って、使って、フシギを見る

電子工作でLEDを使ったストロボライトをつくる。工作はトランジスターや抵抗器など基本的な電子部品を使い、オリジナルプリント基板に電子部品の端子を挿し込むことで接続できる簡易な組み立て方式にしてある。ゆえにハンダ付けというハードルを感じさせずに気軽に工作でき、また、デジタル機器のようなプログラムなどのブラックボックスを使わないカタチでLEDの点滅ができることを実感、実体験することができる。

回路はベーシックな発振回路を使い、ストロボの発光間隔は調整できる仕組みにしており、可変抵抗器のツマミをまわすことで様々な見え方ができる。例えば、ストロボライトに手をかざして動かすとちらちら見えたり、会場内に回転円盤など動きのあるものを設置しておき、作ったストロボライトで照らしてみるとアニメーションなど残像によって見える視覚現象を楽しむこともできる。また、別途コマのような回転円盤用紙を用意しておき、自分で実際にアニメーションを作ることもできる。

伊藤尚未のフシギ工作

電子回路などを応用したメディアアート作品 を創作、発表しており、雑誌「子供の科学」 では電子工作の連載を2001年より続けている。 サイエンスとアートを常に考え、「オモシロ イ」をテーマに、ワークショップも精力的に 行っている。第三回キッズワークショップア ワードでは審査員特別賞を受賞。